メキシコで先日、エイリアンに酷似した奇妙な像が発掘されて話題になっている。

 地元メディアの報道によれば、この奇妙な彫刻は15日水曜日にアカプルコ市の排水路を清掃していた作業員によって発見されたもの。細長い手足を持つ人間のように見えるが、顔らしき部分も細長い手足もまるで引き伸ばしたかのように細長い造形となっている。

 この奇妙な彫刻の写真がSNSに投稿されると、そのあまりに不気味な造形が話題となり、瞬く間に拡散。 見るからに古めかしいものであったことも手伝い「古代の人々が地球を訪れたエイリアンの姿を彫ったものではないか」という説が出るまでになった。

古代エイリアンの姿!?とんでもない造形の奇妙な彫刻が発見される=メキシコ
(画像=画像は「YouTube」より,『TOCANA』より 引用)

 しかし専門家の調査により、この彫刻の意外な正体が明らかになった。メキシコの国立人類学歴史学研究所の専門家が出土した作品を分析したところ、彫刻にみられる技法や描写がヒスパニック以前の文化には見られないものであることが判明。 この「作品」は考古学的に重要ではないどころか、「恐らく現代のメキシコ西部の職人たちによって現在製造されている、宇宙人を題材にした一連の彫刻に対応しているようだ」との結果が導き出されたのである。

 しかしこの像がどうして排水路で見つかったのか。それついては昨年の秋、ハリケーン・オーティスがこの地域を襲ったときに被災した家から流れ出たものだった可能性が高いようだ。

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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