日本代表MF鎌田大地所属のラツィオや名門ミランでプレーしていたアレッサンドロ・ネスタ氏。今季限りでセリエB(イタリア2部)レッジャーナの監督を退任したが、ここに来て日本行きの可能性が報じられている。
元イタリア代表選手のネスタ氏は2013年11月に現役を退くと、2015年から北米サッカーリーグのマイアミFCで監督キャリアをスタート。2018年以降はセリエBのペルージャ、フロジノーネを率いており、昨年6月にレッジャーナの監督に就任していた。
そのレッジャーナは今季のセリエBを10勝17分11敗と、首位パルマから勝ち点29差の11位という結果に。チームをセリエA昇格プレーオフに導けなかったネスタ監督は、レッジャーナ退団を検討しているという。
移籍市場に詳しいイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏が今月25日に伝えたところによると、ネスタ氏のもとにはセリエA所属クラブから監督就任オファーが届いているとのこと。同氏は「セリエA残留を果たしたモンツァのアドリアーノ・ガッリアーニCEO(最高経営責任者)は、ラッファエレ・パッラディーノ監督との別れを選択して、新監督にネスタ氏を選ぶ可能性がある。アンドレア・ピルロ氏も候補だ」と伝えている。
一方、ネスタ氏は今月11日にセリエBの全日程を終えた後、日本に向かっている模様。ただスキラ氏は「日本で休暇を取る。帰国後にセリエAで指揮を執るチャンスをつかむために、レッジャーナに退団の意思を伝えることを決断するかもしれない」と伝えており、Jリーグ公式戦視察の可能性には触れていない。
ミランの黄金期を支えたこともあり、日本のサッカーファンにも馴染み深いネスタ氏。レジェンドの来日を待ちわびるファン・サポーターも多いが、Jクラブを率いるタイミングはもう少し先になるかもしれない。