錦見鋳造社が、遠赤外線放射率80%以上を誇る新製品「魔法のフライパンII」を自社サイト「mahoucook(マホウクック)」およびハンズの各店舗にて6月から販売する。

同製品を使えば、炭火と同等、鉄と比較すると10倍以上の遠赤外線放射率を活かして調理することが可能。料理が一段と美味しくなること間違いなしだ。

炭火同様の効果を発揮する「魔法のフライパンII」

「魔法のフライパンII」は、従来のフライパンに比べ、調理をより手早く、かつ食材をふっくらと焼き上げられるフライパン。

一般的な金属では遠赤外線の放射はほとんど見られないが、「魔法のフライパンII」の放射率は驚異の80%超え。鉄の6~8%と比較しても10倍以上の数値だ。この高い放射率により、炭火と同様の効果で中までしっかりと火を通す。

例えばハンバーグや厚切りステーキなども、蓋なしでふっくらとジューシーに焼き上げることが可能。食材の中心部まで均一に火が通るため、従来のフライパンで調理するときと比べて味と食感が格段に向上する。

その他、遠赤外線には魚の臭みを消したり、カラッと揚げ物が揚がったりする嬉しい効果も。自宅で味わう料理の質がグンと上がりそうだ。

「魔法の玉子焼き器」生産のノウハウを新商品に活かす

錦見鋳造社には、2013年に発売予定だった「魔法の玉子焼き器」の量産に失敗し、多くの予約顧客から苦情を受けた苦い経験がある。

どうにか量産化できないか試行錯誤を繰り返し、2019年には金型ではなく砂型を使用して卵焼き器を生産する形へ方向転換。2023年にようやく量産化に漕ぎ着けた。このプロセスには約10年、4,000万円以上の時間と費用を費やしており、型の改造については140回以上も行ったという。

この玉子焼き器を名古屋にある同社の直営店「mahoucook」併設のキッチンスタジオでテストした結果、期待通りふわふわの美味しい玉子焼きができ上がった。

またそれと同時に、表面に残る微細な凹凸と高温での焼き入れ処理が、フッ素なしでも食材を焦げ付きにくくするという新たな事実が判明。例えば溶けるチーズを焼いたときでも、焼き上がったチーズがペラッとキレイに剥がれる。

今回誕生した「魔法のフライパンII」についても、この「魔法の玉子焼き器」と同様の技術を取り入れた。

人数やシーンに応じた3サイズ展開

「魔法のフライパンII」には、20cm(11,000円)、25cm(14,300円)、30cm(19,800円)の3サイズがラインナップ。1人で使うなら20cmサイズ、3〜4人分の料理を作るなら25cm、それ以上のときは30cmといった目安で選ぶと良いだろう。

錦見鋳造社の新製品「魔法のフライパンII」で、ワンランク上の料理を自宅で楽しんでみては。

(IKKI)

※価格は全て税込