筆者のメインフィールドの小河川では主にイナッコがメインベイトだが、今年はサッパやコノシロも多い。初夏にお馴染みのクルクルバチまでいる。当たり前だがこうなると釣りが難しくなる。しかし、そこに挑んでこそ釣り人だろう。そんなわけで、コノシロやサッパを中心とした混在ベイトパターンを攻略する2日間をお届けしよう。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
村田川はコノシロが多い
5月のGWが終わり、例年だとすでに初夏の気温で猛暑日もあるくらいだが、今年は意外にも涼しい日が多い。しかし、水の中は着実に季節が進んでいるようで、シーバスの好むベイトが川に溢れている。
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5月8日(大潮)1日目は村田川へデイゲームに向かった。まずは、近くに小学校などがある上流域に入る。例年ならばイナッコやハクなどがいるが、コノシロやサッパが多く、かなり上流まで入っている様子だ。まずは明るい時間帯なのでバイブレーションから始める。
上まで引いて来るとゴツゴツとベイトに当たり、泳ぐ姿は見えないが時々針にコノシロやハクが引っ掛かる。対岸の岸際にある地形変化を狙うと、たまに強いアタリがあるが、おそらくセイゴかクロダイだろう。それにしても投げるたびに何かのベイトに当たるので、なかなかうまく探れない。
移動も状況変わらず
1~2時間粘ったがあまり状況に変化がないので、さらに上流の橋脚周りに移動した。少し濁りは強いが流れがあっていい感じだ。しかし、ここもベイト地獄が待っていた。投げたらいきなりコノシロが掛かり、巻いてもゴツゴツとコノシロに当たる。
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今日はコノシロが多く入っている日のようだが、かなりの量だとわかる。その後もたまにある強いアタリだけで、結局コノシロを釣っただけでこの日の釣行を終わりにした。
2日後に40cmシーバス手中
5月10日(中潮)先日の村田川での釣行を考えると、さすがにこれでは終われない。そんなわけで日を変えて今度は自宅近くの小河川へナイトゲームに向った。こちらはイナッコが多いが、他にテナガエビやカニ、ハゼなども確認できる。
さっそく水門付近へ入るが、門が閉まっているのでここにベイトが大量に溜まっているのか、あちこちで小さいボイルが発生している。どうやらハクのようだが、とにかく活性は高いようだ。
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フローティングミノーやシンキングペンシルでは反応がないので、ここでも小型のバイブレーションで狙うことにしたが、これが的中!さっそくアタリがあるが乗らない、そこで少しゆっくり引いてみると、ヒット!かなり苦労したが無事に40cm級のシーバスを手にすることができた。
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その後、少し場所を移動したが、ここではハクではなくクルクルバチが大量に発生していた。もちろんハクやイナッコも混在していたが、これにシーバスは付いていないようで全く反応せず終了とした。