アル・アイン 写真:Getty Images

 日本時間今月25日深夜開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグで、横浜F・マリノスと対戦するUAE1部アル・アイン。タイトルをかけた大一番を前に、鹿島アントラーズOBを招へいする可能性が報じられている。

 ブラジルメディア『グローボ』が今月24日に報じたところによると、ロドリゴ・メンデス氏は来年1月から古巣アル・アインのスポーツディレクターを務める模様。同氏は1996年8月からおよそ1年間にわたり鹿島でプレーしたほか、2003年には大分トリニータに在籍。負傷者が出た際の暗黙のルールを破ってゴールを決めたことにより話題を呼ぶ中、シーズン途中にアル・アインへ移籍すると、同クラブのACL優勝に貢献している。

 そんなメンデス氏はアル・アインからのオファー受諾後、『グローボ』のインタビューで「現役引退後、経営学とマーケティングを勉強した。ブラジルサッカー連盟の指導者ライセンスも受講したけど、監督として仕事をしたいとは思わなかったね」と自身のキャリアの言及した上で、「私は新たなキャリアをスタートする機会を得られて、とても満足している。これまでの経験を活かしてアル・アインに貢献したいよ」と喜びをあらわにしている。

 くわえて「今年末までにアラビア語を流暢に話せるようになりたいと思っているし、今は週に2,3回語学レッスンを受けているんだ。英語はもう話せるようになっているよ」と古巣復帰にむけての準備をアピールしたほか、「中東のサッカーはかなり発展しているし、できるだけ長くアル・アインで仕事したいね」と意欲を覗かせたという。

 かつて塩谷司(現サンフレッチェ広島)がプレーするなど、日本サッカー界と縁のあるアル・アイン。鹿島、大分OBのスポーツディレクター就任により、今後Jリーグクラブからの主力選手を引き抜く可能性も考えられる。