バルセロナ(スペイン1部)が、ハンジ・フリック氏の招へいを目指しているようだ。
ラ・リーガではレアル・マドリード(スペイン1部)に優勝を許し、コパ・デル・レイではアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)に敗れて無冠に終わったバルセロナ。1月下旬にシャビ・エルナンデス監督が今季限りでの退任を明言していたが、4月下旬になってそれを撤回した。
しかし、財政難であることからビッグクラブと競争をするのが難しいと明言したことにジョアン・ラポルタ会長がシャビ監督に激怒。24日にバルセロナ解任が正式発表されている。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノによれば、バルセロナはその後任としてフリック監督の招へいに近づいているとのこと。数ヶ月前からバルセロナで指揮を取ることだけを望んでいたドイツ人指揮官は、夢のクラブだと考えており、プレミアリーグのクラブと交渉を行うことはなかったようだ。
現役時代にバイエルン・ミュンヘンやケルンなどでプレーしたフリック監督は、スパイクを脱いだビクトリア・バンメンタールで指導者キャリアをスタート。2019年11月にバイエルンの指揮官に就任すると、ブンデスリーガ連覇やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇に導く手腕を披露した。2021年5月にドイツ代表の監督に就任するも、2022年のカタール・ワールドカップでは日本代表に敗れるなど、グループステージ敗退に終わり、その後もチームが低迷したことから昨年9月に解任されていた。