アデモラ・ルックマン 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)が、アタランタ(イタリア1部)に所属するナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマン(26)の獲得に興味を持っているようだ。

 世代別ではイングランド代表としてプレーしていたものの、A代表ではナイジェリア代表を選択したルックマンは、エバートンやライプツィヒなどでのプレーを経て、2022年夏にアタランタ入り。今季は前線の複数ポジションでプレーしながらここまでのセリエA29試合に出場して9ゴール6アシストを記録している。

 22日に行われたバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)とのUEFAヨーロッパリーグ決勝では今季のブンデスリーガで無敗優勝を達成した相手にハットトリックを達成。クラブをタイトルに導く活躍を披露した。

 そのなかで、スペイン『スポルト』によれば、この試合にバルセロナのスポーツディレクター(SD)を務めるデコ氏とヴィッセル神戸でもプレーしたサッカーエリアコーディネーターのボージャン・クルキッチ氏が視察に訪れたという。

 この試合でナイジェリア代表FWのプレーに感銘を受けたデコ氏とクルキッチ氏は、来季はラ・リーガ奪還を目指すバルセロナにうまくフィットできると確信したとのこと。同選手とアタランタの現行契約は2025年夏までとなっており、移籍金は3000万ユーロ(約50億9000万円)と見積もられていることから、財政難を抱えるバルセロナでも手の届く金額のようだ。