横浜F・マリノスは日本時間今月25日深夜開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグで、UAE1部アル・アインと対戦。アジアサッカー連盟(AFC)が23日に主審担当者を公式発表しているが、ネット上では不満の声が挙がっている。
AFCの発表によると、決勝2ndレグではウズベキスタン人のルギス・タンタシェフ氏が主審を務めるとのこと。元選手のタンタシェフ氏は、2013年から国際審判員として活動。昨年10月24日開催のACLグループステージ第3節浦和レッズ対浦項スティーラーズ(韓国1部)の主審を担当したほか、今年2月21日開催のACLラウンド16横浜FM対バンコク・ユナイテッド(タイ1部)の2ndレグでも笛を吹いている。
この決勝2ndレグの主審については、AFCが試合開催2日前に発表したにもかかわらず、サウジアラビアメディア『アル・リヤディア』をはじめ一部の中東メディアは今月10日の時点でタンタシェフ氏の主審担当を報道。中東方面では2週間ほど前から情報が流れていただけに、「横浜FMは不利だな」「AFCは中東寄りなのか」「不公平だ」といった批判が湧き起っている。
また、AFCが決勝1stレグでカタール人のサルマン・ファラヒ氏を主審に割り当てていただけに、「なぜ2ndレグで東アジアの審判員を主審に割り当てないのか」といった声も。ただ、一部のファン・サポーターは「韓国や中国人審判よりかはマシ」「中東の審判じゃないのはありがたい」と、タンタシェフ氏の主審担当を歓迎している。
なお、タンタシェフ氏は浦和対浦項のレフェリングで話題に。この一戦では、浦和のファウル数が「5」であるのに対して、浦項は「12」。イエローカード枚数の比較では、浦和がゼロ、浦項が「2」だが、退場者なしと荒れることはなかっただけに、浦和サポーターから同氏の試合コントロール能力を評価する声が挙がっていた。