長谷部誠 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠は、今月18日開催のブンデスリーガ最終節RBライプツィヒ戦をもって現役引退。日本代表OBの内田篤人氏が現役ラストマッチにおけるフランクフルト指揮官の起用法に苦言を呈した。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月23日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属FW岡崎慎司と長谷部の現役ラストマッチが話題に。岡崎がスタメン出場した一方、長谷部は後半アディショナルタイムの90+11分からピッチに立っていた。

 内田氏は「最後(試合終盤)に出るのと、途中交代するのと、どっちが良いんだろう?」と現役ラストマッチでの起用法について疑問を投げかけると、「長谷部さん、もうちょっと出してと思った」と不満を覗かせる。

 これにMCの野村明弘アナウンサーは「来季UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権がかかっていたので、(今季限りで現役引退の)セバスティアン・ローデも最後の方(90+11分からのプレー)だった」と補足している。

 また、長谷部が現役引退後にドイツで指導者ライセンス取得を目指すことについて、内田氏は「欧州で指導者を目指す人はいると思うけど、日本代表で日の丸を背負った人たちが今後どうなっていくのか。スタートみたいなものなので、結構大事」と私見を述べた。

 ボルフスブルク、ニュルンベルク、フランクフルトとブンデスリーガ3クラブでプレーし、2021/22シーズンにELを制した長谷部。すでにU19フランクフルトで指導に当たることが決まっているが、ブンデスリーガの舞台で指揮を執ることはあるのだろうか。