ナチョ・フェルナンデス 写真:Getty Images

 レアル・マドリード(スペイン1部)に所属するスペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(34)が、契約延長を検討しているようだ。

 マドリード下部組織出身で2011年にトップチーム昇格以降、DFラインの全ポジションでプレー可能なユーティリティ性を武器にワン・クラブ・マンを貫いているナチョ。キャプテンに就任した今季もここまで公式戦43試合に出場している。

 今季のラ・リーガを制してクラブの歴代タイトル獲得数でクロアチア代表MFルカ・モドリッチとともに元ブラジル代表DFマルセロに並んで最多タイに浮上したナチョだが、マドリードとの現行契約は今季限りまで。スペイン代表DFは数週間前に退団を決断したとみられていたが、スペイン『マルカ』によれば、残留するかメジャー・リーグサッカー(MLS)の挑戦するかを迷っており、最終決断を下していないようだ。

 なお、マドリードは25日に行われるラ・リーガ最終節でベティス(スペイン1部)と対戦。そこでは21日に今季限りでの現役引退を発表したドイツ代表MFトニ・クロースのセレモニーが行われる見込みだが、退団が公式発表されていないナチョは宙に浮いている状況だという。

 マドリードでは今季限りで契約満了を迎えるモドリッチとは契約延長する見込み。今季の公式戦ここまで44試合に出場して2ゴール8アシストを記録している同選手は減俸を受け入れて2025年夏までの新契約を結ぶとみられている。