横浜F・マリノスは日本時間今月25日深夜開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグで、UAE1部アル・アインと対戦。横浜FM元監督がアル・アインのアジア制覇を願っているほか、日本サッカーの変貌ぶりについても語った。
アジアの舞台における古巣の躍進に関心を寄せているのは、2000年に横浜FMを率いていたアルゼンチン人のオズワルド・アルディレス氏だ。UAE紙『ザ・ナショナル』が今月21日に掲載したインタビュー記事によると、同氏は「アル・アインを率いているエルナン・クレスポとは、彼がチェルシーの選手としてロンドンにいた頃に知り合ったんだ」とアル・アイン指揮官との関係に言及した上で、「確かに横浜FMは素晴らしいクラブだけど、エルナンならアル・アインをACL優勝に導くことができるよ」と語ったという。
また、清水エスパルス、東京ヴェルディ、町田ゼルビアでも指揮を執っていたオズワルド氏は、2000年代の日本サッカー界について以下のように振り返っている。
「日本代表がW杯へ出場するようになり、中田英寿やかつて横浜FMにいた中村俊輔など、(日本人選手の)数名がヨーロッパに渡った。(日本サッカーの)変革に驚いたけど、ちょっとした文化の変化も必要だった。(Jリーグの)クラブはとてもプロフェッショナルで、選手たちの学習意欲も凄かった。プロ意識が凄いが、アルゼンチンやブラジル、スペインのようなサッカー文化にどっぷり浸かった国で働くのとは異なる」
クレスポはかつてパルマ、ラツィオ、インテルなどを経て、2003/04シーズンにチェルシーでプレーしていた。Jリーグの世界と縁があるとはいえ、同郷の快挙を望んでいるようだ。