川崎フロンターレ 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは明治安田J1リーグで14位に沈む中、インド人のデータアナリストであるアッシャ・シュロック氏を招へいしている。

 シュロック氏は2022年1月にデータ分析コンサルタントとしてインド1部ハイデラバードFCに加入。昨年6月にパフォーマンス責任者、データアナリストの役職に昇進したものの、2023/24シーズン途中の今年1月に退団。同クラブでは2021/22シーズンのインド1部リーグ優勝を成し遂げている。

 そんなシュロック氏は今月22日、X(旧ツイッター)で「本シーズンは川崎フロンターレのデータ分析に協力させていただきます。この機会に感謝し、チームのためにベストを尽くしていきたいと思います」とファン・サポーターに報告。インドメディア『khelnow』は「シュロック氏は統計データを扱い、選手の長所と短所を川崎のスタッフに提供する可能性が高い」と新天地での役割を伝えている。

 川崎は今季ここまで4勝4分7敗と、J2降格圏の18位湘南ベルマーレから勝ち点2差の14位に低迷。4月20日のJ1第9節東京ヴェルディ戦から5試合続けて無敗だったものの、今月15日の第14節サガン鳥栖戦で2-5と大敗。19日の第15節ガンバ大阪戦でも1-3と敗れるなど、上位進出へのきっかけを掴めていない。鬼木達監督のもとで4度のJ1制覇、2度の天皇杯優勝を成し遂げた強豪が、データアナリスト招へいによりチームの立て直しを図ろうとしている。