名古屋グランパスからポルトガル1部カーザ・ピアACへ期限付き移籍中の日本代表MF相馬勇紀が、今季限りでカーザ・ピアを退団することが確実である模様。今月21日、ポルトガル紙『レコルド』が報じている。
相馬の期限付き移籍期間が今年6月までである中、同紙は「彼はすでにカーザ・ピアに別れを告げており、日本に戻った」とリポート。退団の理由について「買い取りオプションの設定額が高い。オプション行使は困難だ」と、金銭面での障害があったことを伝えている。
相馬は2022年開催のFIFAワールドカップ・カタール大会に参戦すると、翌年1月に名古屋からカーザ・ピアへ期限付き移籍。加入1年目からリーグ戦18試合の出場で2ゴール1アシストと結果を残すと、今季は32試合の出場で5ゴール3アシストをマーク。昨年11月の北中米W杯アジア2次予選で代表に復帰も、AFCアジアカップではメンバーから落選していた。
一方、カーザ・ピアは今季リーグ戦を10勝8分16敗と2部入れ替え戦圏内の16位ポルティモネンセから勝ち点6差の9位で終了。今年2月には2部入れ替え戦圏内に転落し、監督を解任したほか、元ヴィッセル神戸所属選手のブラジル人FWフェルナンド・アンドラーデンが練習をボイコットする等規律違反に及んだことでも注目を集めていた。