ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)は、今年夏の移籍ウィンドウにおける日本代表DF板倉滉の放出に前向きである模様。MF南野拓実擁するASモナコなど複数クラブからの関心が現地で報じられている。
板倉は2021/22シーズンにシャルケのブンデスリーガ昇格に貢献。2022年夏にレンタル元のマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍すると、加入1年目から主力センターバックとして活躍。今季もリーグ戦20試合の出場で3ゴールを挙げたが、チームは2部入れ替え戦圏内の16位VfLボーフムから勝ち点1差の14位でシーズンを終えている。
ドイツメディア『フースバル』は今月21日、ボルシアMGの補強戦略を特集。「経済成長を促し、市場価値を上げることを目指す上で、板倉をはじめ複数選手がもたらすものは魅力的だ。彼らとは比較的安い移籍金で契約した。ボルシアMGが彼らを売却して利益を得る可能性もある」とリポート。
板倉とは2026年6月まで契約を残しているが、現行契約に1500万ユーロ(約24億7000万円)の契約解除条項が盛り込まれていることを紹介した上で、「モナコやアトレティコ・マドリードが板倉に目を光らせている」とドイツ国外2クラブからの関心を伝えている。
なお、ボルシアMGは板倉を獲得した際、シティに移籍金500万ユーロ(当時約7億円)を支払ったとみられる。単純計算で3倍の金額で売却できるだけに、クラブは今季成績を踏まえた上で、日本代表DFの売り時だと考えている可能性もある。