実務経験のある学生とそうした人材を求める企業をつなぐことを目指した「学生転職」という新たな学生採用方式が登場しました。
現代の「あたりまえ」をアップデートした「新たな採用のかたち」として株式会社Make Cultureによる取り組みです。
学生転職という新しい採用形態とその目的
学生転職は、長期インターンや起業などの経験を持つ学生を、入社時から幹部やマネージャー職として採用するという学生採用方式。
就職活動において、長期インターンや起業といったビジネスキャリアに相当する活動も、留学、サークル活動などと同様に「ガクチカ」として扱われ、適切な評価やマッチングが行われていないと株式会社Make Cultureはいいます。
実務経験のある学生を求める企業にとって、従来の新卒一括採用と比較して、求める人材を「確実に」採用できるそうです。
マイナビキャリアリサーチLabによる調査では、2023年度の新卒採用にて、「企業の採用充足率」は過去最低水準を記録。
さらに、半数を超える企業が「新卒社員に対する不満」を持ち、多くの企業が「内定辞退の増加」に頭を抱えていることが判明しました。
学生転職は、このような企業側と学生側のミスマッチが招く課題のクリアを目的としています。
学生転職導入による企業側と学生側、双方のメリット
学生転職導入によって学生側は、その能力を最大限発揮できる待遇や環境の準備を入社に向けて企業に確実に進めて貰えるといいます。
また、企業側は、採用後に学生の能力を迅速に最大限引き出すことで、事業加速の最大化を図れることがメリットのようです。
<参照>
【新卒採用に新たな選択肢を】これまでの実務経験を就活で活かせる『学生転職』をリリース