■思考とくつろぎの 絶妙のサイクルを生み出す
●埼玉県/鈴木邸
2階へ上がる階段の脇に造られた三畳ほどのミニ書斎には、左手にソファが置かれ、右手の壁には大きなホワイトボードが設置されている。
机の上のパソコンの向こう、正面の大きな窓からは眼下に穏やかな住宅街の風景と川の流れを望むことができる。
ウェブサービスのプロダクトマネジャーを務める鈴木森人さん。デスクワーク中心のため、この書斎はとても使い勝手が良いと語る。
「頭の中を整理するのに都合が良いですね。考えがまとまらなければホワイトボードに懸案の項目を書き出し、ソファに座って眺める。すると解決策が浮かんだり構想が膨らんだりするのです」
それは広告代理店に勤め在宅勤務をする妻・恵さんからの相談事を受けたときにも活躍する。問題が複雑になると2人で仕事部屋へ移動し、ホワイトボードに書き込み眺めることで整理できる。
2階の仕事部屋が生活の中心となっている鈴木さんが望んだのは、プライベートと仕事の空間を分けながらも、開放的な空間であること。そのために階段側の内窓も大きく取った。
このこだわりが、思考とくつろぎの絶妙なサイクルを生み出している。
●秘密基地造りの3箇条
1,高台の立地を生かした眺望。
2,壁面にホワイトボードを設置。
3,窓を広く取って開放感を出す。
●Owner’s voice
満足感が高く、このまま長く使い続けたい場所です。真似て同じような仕事部屋を造った友人がいます。
【取材協力】
近藤建設
埼玉県ふじみ野市上福岡1-14-17
049-261-1855
文/相庭泰志 撮影/米屋こうじ
提供元・男の隠れ家デジタル
【関連記事】
・【名車リスト85選】古いクルマってなぜこんなにも魅かれるのだろう?往年の名車とオーナーの物語|憧れのクラシックカースタイル
・時を超えて美しい姿を留める「現存十二天守」の城を歩く。|それぞれに異なる城の魅力を徹底的に探ってみたい
・かつて夢見た仕事に縛られない暮らし——働き方も暮らしも変われば海外移住も夢ではない
・山城・古戦場・歴史道ベスト34|見ているだけで癒される歴史スポット
・ひとり家呑みのススメ。~14人のひとり家呑み部屋~