iPhoneの動作が重くなる原因は主に「データ容量に空きがない」「メモリ解放が必要」という2パターンが考えられます。データ容量の確保のためにデータを整理することはあっても、「メモリ解放」をしたことがない人は意外に多いのではないでしょうか。

iPhoneの動作が重いときに「メモリ解放する」方法 – 少し挙動がおかしいときに試してみて!
(画像=iPhoneの動作が重いと感じたら、まず「iPhoneストレージ」の空き容量をチェック。「設定」アプリから「一般」→「iPhoneストレージ」で現在の空き容量が分かります。容量の空きが1GBもない場合(例:64GBのiPhoneで63GB以上使用している場合)は、データ削除が先決です、『オトナライフ』より 引用)

データ容量に空きがあっても、メモリがいっぱいであればiPhoneの動作が重くなったり、フリーズしたりする可能性があります。本記事では、iPhoneのメモリ解放手順を解説します。

iPhoneの動作が重いときに「メモリ解放する」方法 – 少し挙動がおかしいときに試してみて!
(画像=筆者が本記事のメモリ解放手順を試したところ、メモリの空き容量は4.2%から19.7%まで回復しました、『オトナライフ』より 引用)

iPhoneの「メモリ」とは?

iPhoneの「メモリ」とは、主にアプリの一時作業領域として使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)を指します。RAMは高い頻度で読み書きが行われるため、高速性が要求されます。メモリの空き容量が極めて不足すると「動作がおかしい」ケースが増えてきます。

そして、今回ご紹介するメモリ解放はRAM不足の解消の手段となります。

ストレージとメモリは何が違うの?

ちなみにiPhoneのメモリには、Read Only Memory(リードオンリーメモリ)と呼ばれる読み出し専用のメモリもあります。Read Only Memoryは略して「ROM」とも呼ばれ、このROMは一般的にストレージとも呼ばれます。

スマートフォンの動作の速度や快適さを大きく左右するのは、RAMのため、ROMが不足しても「端末の動作が直接的に遅くなる」ことはそうそうありません。なお、ストレージ(ROM)の使用状況は以下の手順で確認できます。メモリ解放のついでにROMの使用状況も確認したい場合は参考にしてください。

iPhoneの動作が重いときに「メモリ解放する」方法 – 少し挙動がおかしいときに試してみて!.
(画像=【1】設定アプリを開き、①「一般」をタップします。【2】②「iPhoneストレージ」をタップします、『オトナライフ』より 引用)
iPhoneの動作が重いときに「メモリ解放する」方法 – 少し挙動がおかしいときに試してみて!
(画像=【3】ストレージが確認できました、『オトナライフ』より 引用)

メモリ(RAM)が不足しているときに起きがちなこと

iPhoneのメモリが不足すると、動作が遅くなったり、アプリがクラッシュしたりしたりします。また、一時停止状態のアプリ/プロセスが強制終了され、そのときの状態が失われてしまう。例えば未セーブ状態のゲームアプリではデータが飛んでしまうこともあります。

iPhone SE・7・8他でメモリ解放する手順 | 電源オフ画面でホームボタンを長押しするだけ

iPhone SE・7・8など「物理的なホームボタンがあるiPhone」では、電源オフ画面でホームボタンを長押しするとメモリ解放ができます。

iPhoneの動作が重いときに「メモリ解放する」方法 – 少し挙動がおかしいときに試してみて!
(画像=【左】本体右の電源ボタンを長押しし、「スライドで電源オフ」の画面を表示させます。【右】この状態でホームボタンを長押しし、「パスコードを入力」の画面が表示されればOK。そのままパスコードを入力してホーム画面を開けば、メモリが解放されます。動作が軽くなったか確認してみてください、『オトナライフ』より 引用)