iPhoneの動作が重くなる原因は主に「データ容量に空きがない」「メモリ解放が必要」という2パターンが考えられます。データ容量の確保のためにデータを整理することはあっても、「メモリ解放」をしたことがない人は意外に多いのではないでしょうか。
データ容量に空きがあっても、メモリがいっぱいであればiPhoneの動作が重くなったり、フリーズしたりする可能性があります。本記事では、iPhoneのメモリ解放手順を解説します。
iPhoneの「メモリ」とは?
iPhoneの「メモリ」とは、主にアプリの一時作業領域として使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)を指します。RAMは高い頻度で読み書きが行われるため、高速性が要求されます。メモリの空き容量が極めて不足すると「動作がおかしい」ケースが増えてきます。
そして、今回ご紹介するメモリ解放はRAM不足の解消の手段となります。
ストレージとメモリは何が違うの?
ちなみにiPhoneのメモリには、Read Only Memory(リードオンリーメモリ)と呼ばれる読み出し専用のメモリもあります。Read Only Memoryは略して「ROM」とも呼ばれ、このROMは一般的にストレージとも呼ばれます。
スマートフォンの動作の速度や快適さを大きく左右するのは、RAMのため、ROMが不足しても「端末の動作が直接的に遅くなる」ことはそうそうありません。なお、ストレージ(ROM)の使用状況は以下の手順で確認できます。メモリ解放のついでにROMの使用状況も確認したい場合は参考にしてください。
メモリ(RAM)が不足しているときに起きがちなこと
iPhoneのメモリが不足すると、動作が遅くなったり、アプリがクラッシュしたりしたりします。また、一時停止状態のアプリ/プロセスが強制終了され、そのときの状態が失われてしまう。例えば未セーブ状態のゲームアプリではデータが飛んでしまうこともあります。
iPhone SE・7・8他でメモリ解放する手順 | 電源オフ画面でホームボタンを長押しするだけ
iPhone SE・7・8など「物理的なホームボタンがあるiPhone」では、電源オフ画面でホームボタンを長押しするとメモリ解放ができます。