「G-SHOCK」などを販売するカシオ計算機は5月14日、構造改革の一環として全世界の従業員を対象に約500名の人員削減を実施する。2024年度中に実行する予定で、今回の人員削減により人件費などの固定費は約50億円の削減になる。
カシオ計算機は、中国市場における景気の悪化や電子ピアノ市場の長期にわたる低迷などにより、想定以上に事業環境が悪化している。カシオ計算機は、2019年、2021年、2023年に早期退職者の募集を行っているが、さらに人員を削減する。
カシオ計算機が同日発表した2024年3月期の通期連結決算は、売上高は2688億2800万円(前年比1.9%増)、営業利益は142億800万円(同21.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は119億900万円(同8.9%減)と増収減益だった。また、2025年3月期の業績予想は、売上高は2750億円(前年比2.3%増)、営業利益は160億円(12.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は100億円(同16.0%減)としており、最終利益は2桁減を見込んでいる。
文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO
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