パウリーニョ 写真:Getty Images

 ブラジル1部コリンチャンス所属の元ブラジル代表MFパウリーニョに、ヴィッセル神戸移籍の可能性が浮上。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタにつづき、FIFAワールドカップ出場、元バルセロナ所属選手という大物が日本でプレーするかもしれない。

 現在35歳のパウリーニョは、FWネイマール(アル・ヒラル)らとともにブラジルW杯、ロシアW杯でプレーした実績の持ち主。トッテナム・ホットスパー、中国の広州FC(旧広州恒大)、バルセロナ、サウジアラビアのアル・アハリ・サウジFCなどを経て、2021年12月にコリンチャンスへ復帰している。

 ただコリンチャンス復帰後は左膝の靭帯損傷という大怪我で2度にわたり長期離脱。今年4月10日開催のコパ・スダメリカーナ・グループステージのナシオナル戦で1年ぶりに復帰すると、その後は公式戦9試合でプレーしている。

 パウリーニョの去就については、ブラジルメディア『Gazeta Esportiva』がナシオナル戦後に「今年6月末に契約満了を迎えるが、クラブ首脳陣は決断を下すまでもう少し待ちたいと考えている」とリポート。ブラジルメディア『グローボ』が日本国内クラブからのオファーを伝えると、日本サッカーを専門に扱う『Jリーグインサイダー・ブラジル』は4月11日にXで「浦和と神戸がパウリーニョの獲得に動いている。両クラブは今季途中にブラジル人MFとの契約を検討」と綴っていた。

 するとブラジルの移籍市場に精通するブルーノ・アンドラーデ氏が今月21日に「パウリーニョのもとにオファーが届いており、コリンチャンスと契約延長しない可能性がある」とリポート。移籍先候補にブラジル1部クルゼイロを挙げたほか、「ヴィッセル神戸もこの経験豊富なミッドフィルダーに注目している。彼はコリンチャンスを除くサンパウロ州のクラブでプレーすることはない」と伝えている。

 神戸はJ1第15節終了時点で、首位の町田ゼルビアから勝ち点3差の2位。中盤ではMF齊藤未月が負傷離脱中であるが、今シーズン途中で大物選手の獲得に踏み切ることはあるのだろうか。