自分にとっての使い勝手を最優先すべし
では、2.5kgタイプの値札は税込価格のみで、1.8kgタイプは大きな文字で税抜価格を表示している目的はなんなのか。
「2.5kgタイプの単価のほうが高いことがバレやすくなるのに加え、金額の絶対値としては1.8kgタイプのほうが安いことが“より際立つ”ため、『広告の品』とPRしているとはいえ2.5kgタイプのほうが売れにくくなる可能性もあり、店側にとってあまりメリットがあるとは考えられません。なんらかの理由で1.8kgタイプのほうを売り切ってしまいたかったのかもしれませんが、単純に広告品用の値札のフォーマットが税込価格のみを表記するようになっていて、それ以外の商品は税抜・税込価格の両方を表記するフォーマットになっているだけで、店側に特に意図がないという可能性も考えられます」(同)
最後に、買い物時における容量サイズと価格に関する注意点について、小売り企業関係者はこう指摘する。
「たとえば、同じ商品で割高なはずのボトル容器入りタイプのものが、容器なしの詰め替え用タイプより単価が安いというケースもしばしばみられます。大容量タイプのほうが単価が安い傾向があるのは事実ですが、消費者が考えるほど金額の差は大きくはなく、見過ごしても良いレベルです。たとえば単価が安いからといって大容量タイプを買っても、使い切れずに途中で捨てることになったり、大きくて扱いにくいため容器に補充する際にこぼしてしまったり、大きいサイズゆえに置き場に困ったりすれば、それは損失となります。ですので、単価換算が気になる人はスマホのアプリなどを使って都度計算すればよいでしょうが、自分の利用シーンを踏まえて“どのサイズのものがもっとも使い勝手が良いか”を最優先の条件として選んでもよいと思います」
(文=Business Journal編集部)
提供元・Business Journal
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