インテル(イタリア1部)が、アトレティコ・マドリード(スペイン1部)に所属するスペイン代表DFマリオ・エルモソ(28)の獲得に興味を持っているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
インテルではイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビに人種差別疑惑が浮上。アチェルビは17日に行われたナポリ(イタリア1部)戦でブラジル人DFフアン・ジェズスに対して人種差別的な言葉を発したとして問題となっていたが、最終的にイタリアのスポーツ裁判所は、証拠不十分のため無実となっていた。
ただ、インテルは2025年夏まで契約を結んでいるイタリア代表DFを来季も残留させるか検討しており、退団した場合の後釜としてエルモソに注目しているという。今夏にアトレティコと契約満了を迎えるエルモソが喜ぶようなオファーの提示をインテルは検討しているようだ。
また、スペイン代表DFは年俸500万ユーロ(約8億1000万円)を要求しているとのこと。スペインメディアではアトレティコとの契約延長交渉が難航していることからフリーで今夏に退団するとの見方が強まっている同選手にはミラン(イタリア1部)やユベントス(同1部)も関心を持っているようだ。
スペイン代表として5キャップを刻むエルモソは、レアル・マドリード下部組織出身でバジャドリードやエスパニョールでのプレーを経て、2019年夏にアトレティコへ加入。対人守備や空中戦の強さを武器にここまで公式戦36試合に出場して2ゴールを記録している。