インテリアのトータルコーディネートを行う「カッシーナ・イクスシー」では、ミラノデザインウィークで発表された新作7点および「SOCIETY」の新作コレクションを展示発表する。

「SOCIETY」の新作コレクションは全店舗5月23日(木)より展示を開始し、新作7点については青山本店で5月23日(木)より、名古屋店・大阪店・福岡店では7月下旬以降の予定だ。

ソファやテーブルなど、カッシーナの技術による家具

今回の新作7点は、ソファやベッド、アームチェア、テーブル、バーキャビネット、コンソール、そしてミラーとなる。

ここでは、パトリシア・ウルキオラ氏の「MONCLOUD(モンクラウド)ソファ」など、2023年のミラノデザインウィークで発表された魅力的なコレクションの一部を紹介したい。

エレガントで多目的に使用可能なソファ

パトリシア・ウルキオラ氏によってデザインされた「MONCLOUD」は、木製の構造体がシート部分を床から浮かせ、心地よい軽さと雲のような柔らかな感覚を与えるソファだ。

ソファの輪郭を包み込む張地には、シルエットの美しさを引き立てる独特の折り目がある。背もたれのクッションはステッチが特徴的で、各モジュールにユニークで洗練された美しさをもたらす。

楕円形の天板と脚が特徴的なローテーブル

建築家でありデザイナーでもあった、シャルロット・ペリアンさんが自邸で使用していたローテーブル「TABLE MONTA(ターブル・モンタ)」を、ブラック染色アッシュ材の仕様で復刻した。

ブラックマルキーナ、アルピグリーン、サハラノワール、カラカッタゴールドの大理石の天板との組み合わせで、質感の呼応を表現している。

ヴェネチアの波紋を美しく表現したテーブル

「DOGE LAGUNA(ドジェ・ラグーナ)」は、ヴェネチアのラグーンの波紋が透明なガラスの天板に浮かび上がるテーブルだ。波の反射が精巧な技巧によって再現されており、サンドブラスト加工による不透明感にアニール加工を施すことで、波打つような質感のある模様が生まれている。

同作品は、巨匠カルロ・スカルパさんの息子であるトビア・スカルパ氏とのコラボレーションにより誕生した、50台限定のリミテッドエディションとなる。

地中海の風景が思い浮かぶような春夏コレクション

「SOCIETY」の2024年春夏コレクションは、暖色と寒色の2つの淡い色彩が互いに影響し合い生み出す“Affinità(アフィニタ/親和性)”にインスパイアされたコレクションだ。

甘く繊細な風情のニュートラルイエロー、深い海を想起させる鮮やかなクラインブルーなど、夏の香りが吹き込んでくるような色彩のファブリックが描く光と色の物語。そのコントラストは、地中海の風景を思い浮かばせることだろう。

部屋のイメージを一新するような「カッシーナ・イクスシー」のインテリアを、実際に見に出掛けてみては。

カッシーナ・イクスシー青山本店
所在地:東京都港区南青山2-12-14ユニマット青山ビル1,2,3F
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水曜日

(田原昌)