北海道コンサドーレ札幌は今月19日に行われた明治安田J1リーグ第15節柏レイソル戦で1-2と敗北。三協フロンテア柏スタジアムのアウェイゴール裏で発生した問題により、サポーター団体のリーダーが謝罪。ネット上での批判が相次いでいる。
柏スタジアムのビジターゴール裏は立見の指定であるが、一部投稿によると、札幌サポーター団体のメンバーが第三者の予約していた場所を使用。”自由席化”する事象により、本来の場所で観戦できないサポーターが発生したという。
これを受けて、サポーター団体『ULTRAS SAPPORO』のリーダーは、19日深夜にX(旧ツイッター)を更新。「柏戦ゴール裏座席の件」として、「試合結果とは関係のない話になります。今回全て自分の責任になります。この件に関しては弁解するつもりはありません。全ての意見を受け入れます。申し訳ありませんでした」と謝罪。投稿に対して「本人に謝罪をするべきなのでは?」「団体解散して」「どうやって責任取るの?」「この問題、2回目なんだけど…」「三上GMに謝罪してほしい」「神戸戦でもあったよね」という厳しい声が。『株式会社コンサドーレ』が2023年度の純損失4億1202万2000円と6期連続赤字であるだけに、一部のサポーターは「ただでさえ経営が厳しいのに、またクラブは金銭的負担を強いられるのかよ…」と落胆している。
一部サポーターによる”自由席化”の問題と言えば、昨年7月1日にノエビアスタジアム神戸で開催されたJ1第19節・ヴィッセル神戸対札幌が記憶に新しい。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの神戸ラストマッチとして注目を集めた一戦では、指定席のビジターシートをサポーター団体の呼びかけにより自由席として使用する事象が発生。一部のサポーターが緩衝帯エリアで観戦していた。
昨年の神戸戦につづき、今年の柏戦でも同様の問題を起こした札幌のサポーター団体。神戸戦ではクラブがビジターシートのチケット購入者へ払い戻しを実施していたが、今回の問題でもクラブから何らかの対応があるのか注目が集まる。