長谷部誠 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属MF長谷部誠は今月17日、今季限りでの現役引退を発表。日本代表でチームメイトだった内田篤人氏が、同選手の意外な素顔や引退決断発表前のやり取りを明かしている。

 長谷部は日本代表のキャプテンとして3度FIFAワールドカップの舞台でプレー。フランクフルトでも中心選手として活躍し、2021/22シーズンにUEFAヨーロッパリーグ優勝を成し遂げるなど、欧州サッカー界でも実績を築き上げてきた。

 ファン・サポーターの間で「真面目」「優等生」という印象が先行している長谷部。著書「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣」でも有名だが、同選手と親交の深い内田氏によると、そうでもないようだ。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月25日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、長谷部の現役引退発表が話題に。内田氏は「やっとか(引退か)。凄いけどね。リスペクトしかない」とポツリ。「吉田麻也、川島永嗣、内田、長谷部のグループラインで、会見前に『引退するよ』と連絡を貰った。その時はもう全然『ザッす』みたいな(返事をした)」と本人からの連絡には驚かなかったという。

 またMCの野村明弘アナウンサーが「おそらく、サッカーファンの方は長谷部のイメージとして『優等生』『しっかりしている』『心を整えている』とかあると思う」と語ると、内田氏は「全然」とキッパリ否定。「かわいい。なんか抜けている。俺からすると、しっかりしようとはしている。『頑張れ』という感じ。抜けていて、かわいい部分もあるから、後輩も彼のことをいじれるし、余裕がある」と、レジェンドの素顔を明かした。

 日本、ドイツ両国のサッカー界に多大な貢献をもたらしてきた長谷部。内田氏のコメントを踏まえると、後輩からも慕われていただけに、同選手の性格がチーム全体に好影響を与えてきたことは確かだ。