かつて清水エスパルスや湘南ベルマーレなど、Jリーグ複数クラブでプレーしていたFW指宿洋史は、今月16日にオーストラリア1部アデレード・ユナイテッドを退団。本人が日本への帰国を報告しているほか、Jリーグ復帰を期待する声も挙がっていたが、来季以降も豪州でプレーするという。
同選手は清水を契約満了により退団した後の2022年1月にアデレードへ加入。豪州挑戦1年目から絶対的ストライカーとして活躍する中、2023/24シーズンはリーグ戦26試合中20試合のスタメン出場で15ゴール3アシストをマーク。リーグの得点ランキングで、首位のパース・グローリー所属FWアダム・タガート(元セレッソ大阪)から5ゴール差の4位で終えるなど結果を残したが、シーズン終了後に契約満了による退団が決まっている。
去就で注目を浴びている指宿だが、今月19日にインスタグラムを更新。オフで日本行きの飛行機に搭乗していることを明かしている。一方、豪州メディア『FTBL』は18日に「ブリズベン・ロアーは指宿と契約間近だ」とリポート。同クラブはかつてV・ファーレン長崎でプレーしていたFWベン・ハロランの獲得も狙っており、指宿の競争相手になる可能性があるという。
指宿は柏レイソルの下部組織出身であり、かつてジローナ、セビージャなどスペイン国内の複数クラブに在籍。2014年7月以降はアルビレックス新潟、ジェフユナイテッド千葉、湘南、清水と渡り歩いていただけに、アデレード退団の可能性が報じられた時点でJリーグ復帰待望論も湧き起こっていたが、実現には至らなさそうだ。