かつて鹿島アントラーズ、UAE1部アル・アインなどに在籍していたブラジル人FWカイオ・ルーカスが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグのアル・アイン対横浜F・マリノスを展望した。今月17日、中東メディア『365スコア』が同選手のコメントを伝えている。
横浜FMはACL準々決勝で中国1部の山東泰山を下すと、準決勝では韓国1部の蔚山HDとの死闘を展開。2ndレグでは大半の時間をひとり少ない状況で戦ったが、PK戦の末に勝利していた。
決勝1stレグでも2-1とアル・アインを下し、ACL制覇へ王手をかけた横浜FM。ただ、かつてJリーグの舞台でプレーしていたカイオは「横浜FMもアル・アインも、ACL優勝を成し遂げるだけの可能性を秘めたクラブだ」と語った上で、「アル・アインは、準決勝アル・ヒラル戦2ndレグと同じようなプレーをすれば、優勝するかもしれないね」と私見を披露。アル・アインは準決勝でMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチら擁するアル・ヒラルを2試合合計5-4で下し、波乱を巻き起こしていた。
また、同選手は「アジアのチームが良くなれば、誰にとっても良いことだと思う。サウジアラビア、カタール、日本もそうだし、もちろんUAEのクラブも強くなってほしいね。アジアサッカーにクオリティーの高い選手が揃うことを望んでいるよ」と、アジアサッカー界全体の発展を願った。
なお現在30歳のカイオは、2014年から3シーズンにわたり鹿島でプレーした後、アル・アインやポルトガル1部ベンフィカに在籍。2020年1月にベンフィカからシャールジャFCへ移籍すると、シャールジャFC在籍4年半で公式戦132試合に出場し、50ゴール33アシストをマーク。2023/24シーズンもUAE1部リーグ19試合の出場で9ゴール5アシストをマークするなど、攻撃陣の中心選手として結果を残している。