浦和レッズは今月19日に明治安田J1リーグ第15節のジュビロ磐田戦を控える中、ベトナム1部コンアン・ハノイFC所属MFグエン・クアン・ハイの獲得に動く可能性がある模様。現地メディアは、同選手に対する北海道コンサドーレ札幌からの関心も報じている。
ベトナムメディア『DAN VIET』は今月17日に「クアン・ハイが2度目の海外挑戦へ、浦和レッズでプレー?」という見出しのもと、同選手の去就を特集。「彼とコンアンの契約は今年6月に満了を迎える。彼は契約更新をしない予定だ」とした上で、「浦和がベトナム代表のスター選手獲得を検討。ただ、彼はまだコンアンでプレーしているため、契約の詳細は明らかにされていない」と綴っている。
また同メディアは、浦和移籍の可能性を報じた2時間後に「彼はJ1所属クラブから関心を寄せられているが、おそらくコンサドーレだ」とリポート。同選手の年俸がベトナム国内最高額であることも伝えたほか、選手本人も「(海外挑戦の可能性について)適切な機会があれば、いつでも受け入れる」と前向きな姿勢を見せているという。
浦和と札幌では、チーム事情が大きく異なる。現在4位の浦和が、FWブライアン・リンセン、FWチアゴ・サンタナ、MFオラ・ソルバッケン、MFエカニット・パンヤと外国籍アタッカーを多く抱える一方、札幌は昨季終了後の外国籍選手獲得がゼロ。FWキム・ゴンヒ、MFスパチョーク・サラチャートと外国籍選手が2名しかおらず、第14節終了時点で19位とJ2降格圏に沈んでいる。
現在27歳のクアン・ハイは、左利きの攻撃的MF。ベトナム1部のハノイFCで5年以上にわたりプレーした後、2022年7月にフランス2部ポーFCへ加入。史上初めてフランス挑戦を果たしたベトナム人選手として歴史に名を刻んだものの、リーグ戦でスタメン出場2試合に終わり、わずか1シーズンで退団。昨年7月にコンアン・ハノイFCへ加入すると、2023/24シーズンのベトナム1部リーグでは16試合の出場で7ゴール2アシストをマークしている。