鹿島アントラーズ、日本代表OBの内田篤人氏が、プロサッカー選手を目指す上での考え方について、日本と海外の子供たちの違いを語った上で、勉強する大切さを説いている。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月16日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、ゲストにお笑いタレントのくわばたりえさんを迎えて、子供たちのサッカー事情について議論。くわばたさんはサッカー少年を持つ母親という立場のもと、「勉強する必要はあるか?」と訊くと、内田氏は「勉強して、自分の可能性を広めてください。サッカーだけではない」と全国のサッカー少年少女にアドバイスを送っている。
また内田氏は「プロになれなかったとしてもその先はあるので、親としてはサッカーを成長するひとつの手段として考えてもらって良い」と、プロサッカー選手を目指す子供を持つ父兄に金言を送ると、「プロサッカー選手になる。日本代表や海外でプレーするのがゴールというのは分かる」と前置きした上で、日本と海外の違いについて以下のように語っている。
「日本は『プロになる』と言うけど、海外の選手は『プロに選ばれる』『スカウトがチームに声をかけないとプロにはなれない』(という感覚)。『プロになれるか分からないので、勉強やアルバイトもする』とスペイン人選手が言っていたという話もある。そのような現実的な部分も見つつ、でも夢を持ちつつ、バランスの良い見方をしてほしい」
サッカー一本で大金を稼ぐことを夢見る少年少女が多いものの、プロ契約を勝ち取るのは一握り。厳しい世界であるだけに、将来を見据えた上で選択肢を広げることが求められそうだ。