【レトロ顔×モダンカラー】ブルー系ヴィンテージ顔がグッとくる5万円前後の日本製機械式オススメ3選|OUTLINEニュース no.143
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

気温もだいぶ上がりいよいよジャケットなしでYシャツ1枚でも充分な季節がやってきた。そして同時にジャケットなどアウターに隠れがちだった手首もこれからは露出するため、腕時計もちょっとしたファッションのアクセサリーとして効果を発揮する季節となる。そこで、この季節のファッションにさりげない差し色として効果的なブルー文字盤の腕時計を3タイプ紹介したいと思う。

ブルー文字盤は、ホワイト(シルバー)、ブラックに続くいまや定番カラーのひとつ。派手すぎないところが支持されて、高級腕時計にも数多く採用されている人気のカラーだ。

そこで今回は5万円前後と、ちょっと頑張れば手の届く価格帯で、しかも搭載するムーヴメントはシチズン傘下のムーヴメントメーカーであるミヨタの毎時2万8800振動を誇るハイグレードクラス、9000番台の自動巻きムーヴメントを採用したアウトラインのおすすめ3モデルを取り上げる。

1960年代のコンプレッサーダイバーを再現したアウトラインのコンプレダイバー1960。1940年代の軍用パイロットウオッチを再現したセコンドセッティング。そして時計のセレクトショップ、チックタックとのコラボモデルとして作った369ブルースペシャルだ。

アウトライン コンプレダイバー1960

【レトロ顔×モダンカラー】ブルー系ヴィンテージ顔がグッとくる5万円前後の日本製機械式オススメ3選|OUTLINEニュース no.143
(画像=Ref.YK18001-2。SS(40mm径、ケース厚12.7mm)。10気圧防水。自動巻き(ミヨタ製Cal. 9015)。4万9500円、『Watch LIFE NEWS』より引用)

1960年代に開発された防水のコンプレッサーケースを採用し、当時ジャガー・ルクルトやロンジンなど名だたるスイスの高級時計メーカーからリリースされていたダイバーズウオッチの雰囲気を再現したものである。

最大の特徴は、1960年代当時と同じく潜水時間を計測するために回転式スケールを風防ガラス内の外周部分に装備。回転スケールを操作するためのボタン(2時位置)と時刻調整用のリューズ(4時位置)の二つ装備している点だ。

文字盤はサンレイ仕上げを施しているためブルーでも光の加減で濃淡が生まれ表情が若干変わる。そしてケースはそんなメタリックな文字盤に合わせて鏡面のポリッシュ仕上げを施し、よりモダンな印象だ。ただ、レザーベルトはネイビーブルーながらイタリアンレザーでしっとりしとしたヴィンテージ調。そのためケースの光沢感を程よくおさえて全体的には落ち着いた印象だ。

アウトライン コンプレダイバー1960・ネイビー
Divers1960(NAVY)Cal.MIYOTA9015

アウトライン セコンドセッティング

【レトロ顔×モダンカラー】ブルー系ヴィンテージ顔がグッとくる5万円前後の日本製機械式オススメ3選|OUTLINEニュース no.143
(画像=Ref.YK20222-2BL。SS(38mm径、ケース厚12.7mm)。10気圧防水。自動巻き(ミヨタ製Cal. 9039)。5万5000円、『Watch LIFE NEWS』より引用)

経過時間を細かく計測するため1929年にパイロット向け腕時計としてロンジンによって開発された、通称“ウィームス・セコンドセッティングウオッチ”と呼ばれる航空時計。40年代になると計測スケールを回転デスク式からより実用的な回転ベゼル方式に変更され、軍用として様々な時計メーカーが製造された。アウトライン セコンドセッテイングはその第2世代機をベースに再現したものである。

最大の特徴は60秒表示目盛りが付いた双方向回転ベゼルと、計測時にベゼルが動いてしまうのを防止するための当時と同じロック機構を再現している点である。軍用時計らしい無骨なデザインながら文字盤にはブルーグラデーションを採用し、ヴィンテージ調のオシャレなブルーのレザーベルトを合わせることで、レトロモダンな雰囲気を強めている点が魅力である。

アウトライン・セコンドセッティング(ブルー)
OUTLINE SECOND SETTING Cal.Miyota9039