ゲラゴス氏および番組に共演した検察官マーシャ・クラーク氏によると、州裁判所が扱う事件で、侮辱罪を含む複数の罪で有罪となった被告人のうち、直ちに拘束されなかった例は見当たらないという。

州で有罪評決が下ると、被告人はその場で時計からペン、ベルトなどあらゆるものを没収され、手錠をかけられて勾留施設に連行されるという。

ただしクラーク氏は、トランプ氏のケースは特殊であると指摘。量刑の判決が下るまで被告人が拘留されないケースは「見たことがない」としつつ、「これはトランプ大統領だから起こらないだろう」と語った。その場合、裁判所は身動きを制御するために「一時的な措置」として、パスポートを取り上げるほか、「足首に監視装置をつけられるかもしれない」と加えた。

ケリー氏によると、最終弁論は早くて来週木曜日に行われ、陪審の評決は2週間以内に下る可能性がある。そうなった場合、トランプ氏は6月の討論会に監視装置をつけて出席することになるかもしれない。

ゲラゴス氏はまた、トランプ氏は有罪判決を受けることを確信しているとも主張。討論会に敢えて同意したのは、判事を選挙妨害として非難するための「先手」ではないかと考えを語った。