■夫婦のプライベート空間と 書斎は隠し扉の向こうに
●埼玉県/O邸

玄関に入るとウッディな空間が広がっており、正面の壁の向こうに秘密基地が隠されている。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

照明も木の雰囲気に合うアンティーク調の設え。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)
小さな書斎に長年憧れを持っていたOさん。家を新築することになり、妻と相談して2人分の書斎を造ることに。Oさん夫妻の遊び心が詰まった書斎は2つの隠し扉から。
扉の向こうには、左右向かいあわせに夫妻の書斎がそれぞれあり、ベッドルームやウォークインクローゼットなどプライベートな空間もこの扉の向こうに隠れるように配置した。

プライベート空間に通じるのは、2つの隠し扉。閉じると木の壁と同化する造り。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

あえて長方形にせず板に合わせた形の扉に。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)
「2つの書斎は同じ造りですが、僕の書斎は大きな窓があり、木材と調和する緑の壁紙を使ってブリティッシュなイメージに。反対に妻の書斎は白レンガを使って柔らかな印象の空間にしました」

棚の一番下は足置きとして使用できるちょうど良い高さに造作した。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

反対側の白いレンガのミニ書斎は奥様のスペース。ナチュラルな雰囲気の空間。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)
使い勝手を良くするため、コの字型のカウンターを作り付け、棚はそれより高い位置に。こうすることで十分な作業スペースを確保、座ったままで書斎のほとんどのところに手が届くようにした。
照明なども工夫することで籠もり感をアップさせている。

書斎と通路を挟んで向こう側にあるのがウォークインクローゼット。棚には帽子や服などが丁寧に飾られており、まるでセレクトショップのような空間になっている。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

廊下側を見るとそれぞれの書斎は微妙に異なる造りだとわかる。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)
「とはいえ、暗く落ち着いた雰囲気にしすぎたかな……と思うことも。スペースにうまい具合にマッチするような小型のスポット照明を探しているところです」
Oさんの秘密基地造りはまだまだこれから続くようだ。

顕微鏡やヴィンテージカメラなどレトロなアイテムをディスプレイ。(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)
●秘密基地造りの3箇条
1,木材を基調に落ち着いた雰囲気に。
2,一つの空間に二つの書斎を造る。
3,造り付けの棚やカウンターを設置。

(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)