バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)が、トーマス・トゥヘル監督の慰留を望んでいるようだ。
DFBポカールではまさかの早期敗退に終わると、ブンデスリーガ12連覇を逃し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもベスト4敗退に終わるなど12シーズンぶりの無冠となったバイエルン。今年2月にはトゥヘル監督が今季限りで退任することが発表されていた。
しかし、その後任としてリストアップしたバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)のシャビ・アロンソ監督や、ドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督、オーストリア代表を指導するラルフ・ラングニック監督の招へいを目指したものの、ことごとく失敗に終わった。
そのなかで、ドイツ『スカイ・スポーツ』などで記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、バイエルンはトゥヘル監督の続投を望んでおり、新たな話し合いが15日に行われた模様。バイエルンの名誉会長でもあるウリ・ヘーネス氏から批判があったにも関わらず、ドイツ人指揮官は残留に前向きだという。
とはいえ、交渉においてネックになっているのは契約期間だという。トゥヘル監督は少なくとも2026年夏までの契約を望んでおり、完全な合意には至っていないとのこと。合意に至らなければ、大幅な方向転換を余儀なくされる可能性があり、決定はまもなく下されるようだ。
なお、主将であるドイツ代表GKマヌエル・ノイアーらは同指揮官の残留を望んでおり解任撤回に向けて動いているとみられている。