エメルソン・ロイヤル 写真:Getty Images

 ミラン(イタリア1部)が、トッテナム・ホットスパー(イングランド1部)に所属するブラジル代表DFエメルソン・ロイヤル(25)の獲得に興味を持っているようだ。

 今季もここまでセリエA33試合に出場して14ゴール8アシストを記録しているフランス代表FWオリビエ・ジルーが契約満了に伴い退団が決定しているミラン。ストライカー探しが急務となっているなかで、並行して右サイドバックの補強にも乗り出しているという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのマッテオ・モレット氏によれば、ミランは数ヶ月前からエメルソンを上位にリストアップしている模様。昨夏にも獲得に動いた同選手の移籍金は約2000万ユーロ(約33億7000万円)であり、ミラには手の届く金額だという。

なお、ブラジル代表DFとトッテナムの現行契約は2026年夏までとなっている。また、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏にもモレット氏の情報を引用しており、エメルソンが今夏に大幅な刷新を予定しているトッテナムを退団する可能性があると伝えている。

 2019年1月にアトレチコ・ミネイロからバルセロナへ加入後、共同保有という形でベティスでプレーしたエメルソンは2021年夏にトッテナムへ加入。今季はチーム内に負傷者が相次いだことから本職ではないセンターバックや左サイドバックでプレーしながら、ここまでプレミアリーグ21試合に出場している。