レアル・マドリード(スペイン1部)が、所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(38)と今季限りで袂を分かつようだ。
2012年夏にトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)からマドリードに加入以降、チームの心臓としてラ・リーガ制覇やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇などクラブの複数タイトル獲得に貢献し、個人としても2018年にはバロンドールを受賞したモドリッチ。今季はここまで公式戦43試合の出場で2ゴール8アシストを記録している。
今季のラ・リーガを制してクラブの歴代タイトル獲得数で最多タイに浮上したモドリッチだが、マドリードとの現行契約は今季限りまで。スペイン『レレボ』によれば、クラブ内で最高給の年俸を受け取るモドリッチは減給を受け入れるなど、経済的な努力をなどをしてもう1年残留を望んでいるが、マドリードはトルコ代表MFアルダ・ギュレルなど若手選手に道を譲る時が来たと感じているという。
また、12日にシベーレス広場で行われたラ・リーガ優勝パレードではファン・サポーターからは残留を望むチャントが歌われていた。
なお、マドリードでは下部組織時代からクラブ一筋を貫くスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが契約満了を迎える今夏にフリーで退団することが濃厚に。加えて、モドリッチと長らく中盤のコンビを組んできたドイツ代表MFトニ・クロースも契約延長が間近と報じられたものの、現在は去就が不透明となっている。