いま、インテリアなどのデザイン業界において、‟クワイエット・ラグジュアリー(控えめな豪華さ)”を採り入れたデザインやファッショントレンドが注目されているという。
世界最大級の宿泊予約サイト「Booking.com」では、インテリアデザインを楽しむことができる、オススメの宿泊施設を「口コミスコア」とともに紹介中だ。
自然素材や色調を弱めたミュートカラーが特徴
同サイトが独自に実施した調査によると、日本の旅行者の5人に1人(21%)が、「インテリアデザインを理由として特定の宿泊施設を友人や家族に勧める」と回答しているという。
一方、デザイン業界のトレンドである‟クワイエット・ラグジュアリー”は、自然素材や色調を弱めたミュートカラーが特徴。落ち着きと心地よさ、優雅さを強調した仕立てによって、快適でウェルビーイングな空間を演出する。
それでは、インテリアデザインを特徴とするオススメの宿泊施設・4選を紹介していこう。
直島旅館 ろ霞(香川県直島町)
アートの島としても知られる直島に位置する同施設では、伝統的な日本のおもてなしとモダンなミニマルデザインを両立。
露天風呂を備えた客室は、美しい自然と融合しながら、さりげなく控えめな優雅さを醸し出している。
香林居(石川県金沢市)
九谷焼など工芸品を扱うギャラリー「眞美堂」のビルを改装した同施設は、アーチ型の窓や曲線で描かれたインテリアを特徴とする。
1階には蒸留所を併設。サウナ付きの客室では、蒸溜機から抽出された芳香蒸溜水を使ったセルフロウリュも楽しめる。
LOG(広島県尾道市)
ごく一般的な集合住宅として建てられたアパートを、インドの建築家集団「スタジオ・ムンバイ」が鮮やかにリノベーション。
壁や床などの素材にこだわった客室は、光の入り方によって様々な表情を見せてくれる。
オリーブベイホテル(長崎県西海市)
世界的建築家・隈研吾氏が設計した同施設は、すべての客室が全面ガラス張りの明るく開放的な仕立てとなる。
施設内には、四季を感じられる庭園やプールを備えるほか、絵画や造形アート作品がそこかしこに点在している。
今年の夏休みはどこへ行こうか。ぼんやりと検討し始めている人は、‟インテリアデザイン”をキーワードに、ステイ先候補を探してみるのも悪くないだろう。
(zlatan)
過去12ヶ月間に宿泊を伴うレジャー・観光目的の旅行に出かけたことがあり、かつ年内に旅行に出かける予定があり、旅行計画に関わっている成人が対象。調査は32の国・地域の計3万2,300名の回答者を対象に、今年の1月~2月に実施