レクサスは2024年5月9日、最上級ミニバン「LM」の国内仕様のラインアップに、6座仕様車の“version L”を追加発売した。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

LMは、2023年にラグジュアリーマーケット向けに、「ラグジュアリームーバー」のコンセプトをそのまま車名に採用してデビューした高価格の最上級ミニバンだ。デビュー時点ではフラッグシップモデルである4座仕様車の“EXECUTIVE”を設定した。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

今回、新たに追加する6座仕様車の“version L”は、“EXECUTIVE”同様に「素に戻れる移動空間」をコンセプトに開発されている。クルマとしての素性を鍛え、対話のできる走りを追求し、運転する楽しさと乗り心地や静粛性を両立。

6座仕様車では、ビジネスやプライベート使用など様々な利用シーンを想定し、開放感と見晴らしに配慮しながら、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりを行なっている。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)
レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

室内高のあるパッケージを生かしながら、広く心地よい空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインテーマを採用し、リビングのようにくつろげる世界観を追求した。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

2列目シートには左右席それぞれにマルチオペレーションパネルを装備、後席オーバーヘッドコンソールは3列目シートからの使用にも配慮している。また助手席のヘッドレストは前方可倒、上下調整が可能だ。

そして乗員に最適な車内環境の実現をサポートする「リヤクライメイトコンシェルジュ」を装備し、エアコン、シートポジション、サンシェード、照明などを統合制御し、4種類のプリセットモード(Dream、Relax、Focus、Energize)に加え、乗員の好みに応じてカスタマイズできるモードも用意している。

Dream:足を中心に全部位を温める空調と明るさを落とした空間で、至福の時を演出。

Relax:足を中心に全部位を温める空調と安らぎを感じる照明で、くつろぎの空間を演出。

Focus:顔を中心に上半身を冷やす空調と爽やかな照明で、集中しやすい空間を演出。

Energize:シートヒーターのオン/オフを繰り返す温熱刺激と高揚感が高まる照明で、活力がわく空間を演出。

インテリアカラーは、「ソリスホワイト」と「ブラック」を設定。「ソリスホワイト」にはカッパー色のアクセントを加え、華やかさの中にも心地良さが感じられるモダンプレミアムな世界観を表現。「ブラック」は、黒の中にダークグレーを加えて、ニューフォーマルな世界観を表現している。

リヤ席スライドドアトリムには、コントロールパーフォレーションを施した表皮を採用。精緻にグラデーション配置した現代的な柄のパンチングから、レイヤー構成の金属調加飾を透かせることで、モダンな世界観を表現している。

また室内での配慮として、フロントシートバックに乗降時に便利な大型のバックボードクリップを配置したほか、フロントシート後ろのレッグ部には2列目シート専用のエアコン吹き出し口を配置。センターコンソール後端には、アクセサリーコンセント(AC100V)、HDMI端子、ユーティリティボックスを設定。蓋付きにすることで、機能性と意匠性を両立させている。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
2列目シート(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

2列目シートは、オットマン付きパワーシートと頭部を支える大型ヘッドレストを完備。表皮は、包まれるような安心感と快適な乗り心地を目指し、レクサス最高級本革を採用して上品な質感に。また、シートヒーターとシートベンチレーションを設定し、シートヒーターはアームレストとオットマンにも採用している。

アームレスト横にはシート型の操作スイッチを設定。シートバックとシートクッションにはエアブラダーを内蔵し、大腿部から背中までをマッサージするするリラクゼーション機能を設定している。アームレスト内の格納式テーブルには強度の高いマグネシウム製の天板を採用し、質感の向上や滑り止め、傷つき防止の機能性を持たせた表皮巻きとしている。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

6座仕様車には、最大480mmのスライド量を実現する電動スライド機構を採用しスムーズな操作を実現。さらにアームレストにカップホルダーやマガジンラックを装備したほか、2列目シート下部には充電用USB端子(Type-C)も装備している。

また、脱着可能なタッチ式コントローラータイプのリヤマルチオペレーションパネルも左右席に採用。リヤクライメイトコンシェルジュ、シート、オーディオ、照明など後席の各種機能を操作することができる。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
3列目シート(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

3列目シートには、マルチポジションスペースアップシートを採用。2列目シートをリクライニングした状態でも荷室が確保される。3列目シートも表皮には前席シートと同じセミアニリン本革を設定。3列目シート専用のトレイや充電用USB端子(Type-C)も装備している。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

天井にはリヤマルチオペレーションパネルや音声で操作可能な格納式の14インチディスプレイを標準装備。オーバーヘッドコンソールに配した一体感のあるデザインで、TV視聴や、HDMIR、USB、Miracast接続によるコンテンツ視聴が可能だ。

レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

価格

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