幻冬舎の元会長で馬主としても親しまれた棚網基己氏が死去
棚網基己氏の公式フェイスブックから(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)

 幻冬舎の元会長で監査役の棚網基己氏が5月8日、肝細胞がんのため東京・世田谷の自宅で死去した。73歳だった。告別式は17日午前10時から、東京都世田谷区砧2の4の27の東京メモリードホールで行われる。喪主は長男の良貴氏。

 棚網基己氏は、角川書店の編集者であった見城徹氏が1993年に幻冬舎を設立する際に支援し、会長に就任すると長年にわたって同社の発展に貢献してきた。

 幻冬舎の見城徹社長は自身のブログで、「相棒。棚網基己。お前がいなければ僕の人生はどれほどつまらないものだったか?朝までに涙が涸れた」「棚網がいなかったら僕は幻冬舎を起業していません」と、棚網基己氏への思いを綴っている。

 また、棚網基己氏は馬主としても知られており、新潟馬主協会の相談役も務めていた。昨年8月に北海道・静内で開催された競走馬の競り「セレクトセール」には、新千歳空港からレンタカーで自ら運転してくるなど元気な姿を見せていた。「空港まで一緒に乗って行くか?」と声をかけられ、2時間近くの帰路、さまざまな話をしたことが思い出される。つねに仲間に囲まれ、周囲を楽しませていた棚網基己氏の冥福を祈りたい。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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