誘い方を合わせて連鎖へ

「早く激しいシャクリは好奇心の強い小さなイカが興味を示すよ」と船長は青年君に声をかけた。一方、春イカの良型を多く釣る佃さんは、「同船するアングラーの釣り方が合ってくると良型に恵まれるチャンスがある」と言う。近年は大きな誘いが主流で、同船者が誘い方を合わせることで、警戒心の強い良型の確率も上がるらしい。

また、こうした1匹の活性が連鎖にもつながるという。佃さんのおかげで、私は2度もおこぼれに預かったラッキーアングラーだったわけだ。

春のアオリイカは最盛期へ

これからいよいよ春イカの盛期を迎える。同船者のシャクリや投入サイクルを自分に結びつけることも、好釣果につなげると感じた釣行となった。

志摩沖ティップラン釣行で1.8kg頭にキロ超えアオリイカが連発【三重】釣果を前に記念撮影(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年4月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。