終盤にマダイ連続ヒット

そして納竿まで1時間を切り、潮が変わりだした時に、ぽつぽつとマダイが上がりだした。私はフォールや巻きを繰り返していたもののアタリはなかったのだが、時折回収時に魚が食ってくることを思い出し、少々速めの巻きに変えてみた。

すると、すぐに魚がアタってきた。しっかりアワセを入れると、ラインが出されていく。今度はマダイらしき引きだ。途中ロッドも叩き、間違いないだろうと思いながらも慎重に巻いていると3kgオーバーのオスのマダイをゲットできた。

北九州ひとつテンヤ釣行で3kg級ノッコミマダイを複数安打【四季丸】見事良型マダイを集中(提供:週刊つりニュース西部版 高原稔)

ここで船長から「あと5分で終了です」とアナウンスされたので、慌ててカブラを投入。もう高速巻き以外ないとラインカラーでほぼボトムに着いたくらいで再び速巻きをすると、やはりアタリがでた。しっかり食わせてからアワセを入れると重量感が伝わってきた。サイズは直前に釣ったマダイとほぼ同様で、今度はきれいなメスだった。

3尾のマダイをさばいてみると、いずれも白子、卵を持ったまさに乗っ込みダイだった。いよいよ玄界灘~響灘の大ダイと対峙できる空中戦の開幕を感じた釣行となった。

<週刊つりニュース西部版 高原稔/TSURINEWS編>