来たる4月27日(土)、「駿府の工房 匠宿(たくみしゅく)」の体験プログラムに、建築家の隈研吾さんが監修した“育てるスツール”こと「タテヨコナナメ」の組み立て体験が加わる。

同工房は、客室内に静岡の工芸品を設えた「工芸ノ宿 和楽(わらく)」も隣接。彼女と一緒に、クリエイティブな旅を楽しんでみるのも悪くないだろう。

ものづくりの伝統を未来へ継承する体験施設

「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトとする同工房は、駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)や陶芸、藍染め、木工指物など、様々な伝統工芸を体験できる施設。

各工房には、一線で活躍する職人を工房長として招聘し、ものづくりの伝統を未来へと継承している。

クリエイティブな感性を刺激する“育てるスツール”

隈研吾さんが監修した「タテヨコナナメ」では、最初は不安定なスツールが、3本の木材パーツで補強することで人を支えられる程に強く育つことをリアルに体験できる。

追加する本数や場所、タテ・ヨコ・ナナメの角度など、どのように木材パーツを取り付けるかは体験者の自由。

取り付け位置を決めたら、木ネジを打つ位置にボーリング機械で丁寧に穴をあけ、電動ドリルで組み上げていく。

完成後は、紙やすりやサンダーで気になるところを研磨しながら愛着を深めていく。

使用する木材は、静岡で育まれた豊かなひのき材。座面の裏側には、隈研吾さんのサインがレーザーで彫刻されている。

一本一本は小さく、強度のない木をたくさん集めて強い建物を作る、日本古来の木造技術を自然と学ぶことができる「タテヨコナナメ」。

リビングやテラスなどで使用するシーンを思い浮かべながら、彼女とは不揃いながら親和性のある、お気に入りの1脚を作り上げてみたい。

隈研吾監修スツール・木工特別体験「タテヨコナナメ」
日時:土日祝の14:30~(完全予約制)
料金:22,000円(税込)
場所:駿府の工房 匠宿
所在地:静岡県静岡市駿河区丸子3240-1
アクセス:東名高速道路「静岡IC」から約15分、新東名高速道路「静岡スマートIC」から約16分、同「新静岡IC」から約20分

(zlatan)