DF:佐々木翔(サンフレッチェ広島)
開幕から未だ無敗のサンフレッチェ広島は、第10節でホームに川崎フロンターレを迎えた。先制するも追いつかれ一時は逆転を許す厳しい展開となったが、2-2と引き分けで無敗キープに成功している。そんな粘り強さを見せたゲームにおいて、DF佐々木翔は攻守両面で存在感を示した。前半に絶妙なクロスからFW大橋祐紀のゴールをアシストすると、同点で迎えた最終盤には背後を取られた相手の決定機を身体を張って阻止。ベテランらしい働きで勝ち点1を死守した。
DF:白井康介(FC東京)
前節は町田ゼルビアとのダービーを1-2と競り負けたFC東京。連敗を避けたい第10節アルビレックス新潟戦では、3-1と強さを見せて3試合ぶりの勝利を収めた。そんなゲームでDF白井康介は1ゴール1アシストと大車輪の活躍を見せた。前半にスプリントからの低くて早いクロスで先制点をアシストすると、後半開始早々には抑えの効いたミドルシュートでゴールもマーク。さらにパスカットから猛然と敵陣へボールを運ぶなど存在感を発揮して勝利の立役者となった。
DF:松原后(ジュビロ磐田)
直近2試合は勝利の無いジュビロ磐田が第10節で町田ゼルビアと対戦。2-0と今季3度目の無失点勝利で勝ち点3を手にした。互いにスコアレスで前半を折り返した今節、均衡を破ったのは4試合ぶりにスタメン出場を果たしたDF松原后だった。自らが起点となった攻撃の場面、こぼれ球を左足の一振りでゴールへ突き刺し先制点をマーク。嬉しい今季自身初ゴールは、首位撃破につながる貴重なゴールとなった。
MF:高宇洋(FC東京)
第4節以降はスタメン出場を続けている今季のFC東京における新戦力の1人MF高宇洋。第10節のアルビレックス新潟とのゲームでもスタートからピッチに立ち、古巣を相手に存在感を放った(3-1)。敵陣深くまで飛び出していくなど、広範囲に顔を出して攻守に貢献。背後を突く浮き球のパスで3点目の起点になるなど、終盤に交代するまで役割を全うしチームに3試合ぶりの勝利をもたらす原動力となった。
MF:安居海渡(浦和レッズ)
直近2連敗中の浦和レッズは、第10節で名古屋グランパスと対戦。終盤にゴールを許したものの、2-1と接戦を制して第7節サガン鳥栖戦以来3試合ぶりとなる勝利で今季4勝目を挙げた。この試合、今季初先発を果たしたMF安居海渡は自身の今季初ゴールを挙げる活躍で起用に応えた。前半も半ばを過ぎた時間帯、エリア内でこぼれ球に反応すると相手GKも距離を詰めてくる中で冷静にボールを流し込み先制点をマーク。均衡を破るゴールでチームの勝利に貢献した。