サクラマスの味わいを楽しめるブランド「FISH FARM SAKURA」を運営するSmolt社のサクラマスとつきみいくらが、東京ステーションホテルのメインダイニング「レストラン ブラン ルージュ」にて、5月31日(金)までの春のメニューで提供される。
同社が大切に育んだサクラマスとその卵つきみいくらを味わってみたい。
オーセンティックなフレンチのコース料理
同レストランにて4月1日(月)から提供している新メニューコンセプト「ヌーベルキュイジーヌ ジャポネフレンチ デギュスタシオン」は、食材の最良を見極め、シンプルにそのものの味を引き立て、かつ独創的な組み合わせを目指すスタイル。シェフ自ら日本全国へ足を運んで厳選した季節や地域ならではの食材を、オーセンティックなフレンチの技法で調理する。
春の訪れを感じさせる今回のメニューは13皿のコースで、はじまりからメインディッシュまでの8品は、海の幸と陸の幸を融合させた新感覚の料理。サクラマスとつきみいくらは、オーセンティックなフレンチの技法で仕上げられるコース料理の4皿目に登場する。
「桜鱒【北海道または青森または宮崎】六白黒豚【鹿児島】」にて、同社のサクラマス(桜鱒)とつきみいくらを味わうことができる。
サクラマスは入荷状況によって上記産地よりいずれかの提供、つきみいくらに関してはすべてのゲストに提供される予定だ。
豊かな食体験を提供するブランド「FISH FARM SAKURA」
Smolt社では、魚の生き物としてのすばらしさ(生き方、個性、おいしさ)を大切にしながら、自然豊かな環境でのびのびと育ったサクラマスの味わいを楽しめるブランド「FISH FARM SAKURA」を運営。
魚を「商業的に養殖」するのではなく、「大切に育む」ことをコンセプトに、完全養殖で育てたサクラマスおよびつきみいくら(サクラマスの卵)を生産、販売している。
同ブランドでは、サクラマスの成長段階に応じて配合を調整したエサを使用し、1年半から2年かけて丁寧に育てることで、サクラマス本来のあっさりとした脂と上品な甘みが引き立つ味へと仕上がる。
つきみいくらは熟練の職人の手で産卵期を迎えたサクラマスのお腹を一尾ずつ触り、卵の熟度を確認して収穫する。熟度の見極めにより、天然のイクラよりも張りのあるプチプチとした食感のイクラとなる。
準絶滅危惧種の日本に根付くサーモン「サクラマス」
サクラマスとはサーモンの一種で、渓流に住むヤマメが大きくなった姿を表す呼び名。川で生まれたヤマメのうち、海や湖に降り、大型化したものがサクラマスと呼ばれる。
環境省のカテゴリでは準絶滅危惧種に分類されており、環境の変化次第では絶滅危惧種となる恐れがある。他のサケやマスと違い、日本周辺の海のみを回遊する特徴を持ち、生育する環境が限られているという。
富山県の郷土料理である鱒寿司には古くからサクラマスが使用されてきたが、現在は移入種のニジマスで代替されるなど、資源量の減少により希少な魚となっている。
サクラマスとつきみいくらを使用した、特別なコース料理を味わってみよう。
東京ステーションホテル
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1
(MOCA.O)