偉大なアーティストの作品を間近で見られるチャンス。
東京「麻布台ヒルズ ギャラリー」にて、5月30日(木)から9月6日(金)まで、アレクサンダー・カルダーの個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」が開催される。カルダーの個展は、東京で35年ぶりとなり、展示内容は代表作のモビールをはじめ、約100点に及ぶとのこと。
「カルダー:そよぐ、感じる、日本」が麻布台ヒルズで開催
「カルダー:そよぐ、感じる、日本」は、アメリカのモダンアートを代表するアーティストであるアレクサンダー・カルダーの作品と、日本の伝統や美意識との共鳴をテーマに掲げる展覧会。
ニューヨークのカルダー財団理事長であるアレクサンダー・S.C.ロウワーさんのキュレーションと、カルダーエステートと協力関係にある「ペース・ギャラリー」の協力のもと、カルダー財団が所蔵する1930年代から1970年代までの作品約100点を集めた。
会場ではモビールのほか、スタビルやスタンディング・モビール、油彩画、ドローイングなど多彩な作品を目にできる。
同展の会場デザインは、長年カルダー財団に寄与してきたステファニー後藤さんが担当。3:4:5の直角三角形の幾何学にもとづいて設計された空間の中に、日本建築の要素や素材を取り入れている。
カルダーは生前、日本に訪れたことこそなかったものの、多くの日本の芸術家や詩人に愛されてきた。現在、彼の作品20点以上が日本国内18か所の美術館に収蔵されていることからも、その影響力の大きさがうかがえる。
長年、日本人に愛され続けるその理由を、「カルダー:そよぐ、感じる、日本」を通して感じてほしい。
カルダー:そよぐ、感じる、日本
会期:5月30日(木)〜9月6日(金)
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
所在地:東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB階
※休館日・開館時間・入館料などは決まり次第、4月中旬に公開される展覧会公式サイトより発表予定
(IKKI)
All works by Alexander Calder © 2024 Calder Foundation, New York / Artists Rights Society (ARS), New York
All photos courtesy of Calder Foundation, New York / Art Resource, New York