■ふたりとも居眠り

その後、眠りに落ちた機長は約1時間後に目を覚ました。副操縦士が「交代で仮眠を」と促されるのを断ったことで、機長はまた眠りに戻ったそうだ。

だが、そのうち副操縦士もうとうとと眠りに落ち、ふたりそろって熟睡する事態に。目的地が近づいているなか、28分間も管制官との通信が途絶えてしまった。

しばらくして機長が目を覚ますと、機体は飛行経路上を大きく逸れていることが判明し、慌てて副操縦士を起こしたという。