TBS HD、23年度通期決算は増収減益 営業利益は27%減
(画像=『RTB SQUARE』より 引用)

TBS HDの24年3月期の連結業績は、売上高が前期比7.1%増の3943億900万円、営業利益が同27%減の151億7500万円、経常利益が同21.2%減の276億5300万円、純利益が同8.4%増の381億2600万円でした。

連結売上高は、テレビの広告収入が減少したものの、配信事業の成長や、やる気スイッチグループの新規連結により増加しました。売上原価と販管費を合わせた営業費用は、番組制作費の増加や、やる気スイッチグループの新規連結により3791億3400万円(前年比9.2%増)となりました。

ライフスタイル事業セグメントの売上高は899億300万円(前年比35.4%増)であり、営業利益は41億7800万円(36.3%増)の増収増益となりました。スタイリングライフグループでは、主要な雑貨小売販売事業である「プラザスタイルカンパニー」は、原価率の上昇や店舗運営のコストの増加がありましたが、化粧品や雑貨の売り上げが伸びたことで増収増益となりました。通信販売事業の㈱ライトアップショッピングクラブは、受注の減少により減収減益となりました。ビューティ&ウェルネス事業は、化粧品の開発・製造・販売を行う「BCLカンパニー」の国内・海外での販売が好調であり、増収増益となりました。スタイリングライフグループ全体では増収増益となりました。やる気スイッチグループは、個別指導塾事業や幼児教育事業を展開しており、新規連結によりセグメントの売上高や営業利益が増加しました。

不動産・その他事業セグメントでは、売上高が165億5200万円(前年比0.3%増)、営業利益が70億6600万円(3.9%増)となりました。賃料収入の増加などにより増収増益となりました。

メディア・コンテンツ事業セグメントでは、㈱TBSテレビのテレビ部門の売上高は、放送収入の減少を配信がカバーし、2011億2800万円(前年比4.1%増)となりました。タイム収入はレギュラー番組のセールスの好調や大型スポーツイベントや年末年始特別番組のセールスの貢献により815億9千万円(2.1%増)となりました。㈱TBSラジオは、広告収入ではタイム収入が前年を上回りましたが、スポット収入が減少し、81億3700万円(前年比4.1%減)となりました。㈱BS-TBSは、スポット収入やショッピングが好調でしたが、タイム収入や事業収入が苦戦し、171億800万円(前年比0.6%減)となりました。

2025年3月期の連結業績計画は、売上高が前期比1.4%増の4000億円、営業利益が同8.7%増の165億円です。

提供元・RTB SQUARE

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