スーパーカブC125は2018年に発売されたモデルで、ホンダの創業以来のデザインや技術の伝統を継承しつつ、モダンで洗練されたスタイリングが特徴だ。
スーパーカブシリーズで最大排気量となる123ccのエンジンは高回転まで伸びやかに回り、減衰の効いたサスペンションで、どこまでも気持ちよく走ることができる。
ラインナップされる他のスーパーカブシリーズと比べたら、走りや細部の質感は飛び抜けており、〝庶民の足〟というよりも〝スーパーカブの形をしたスポーツバイク〟といった方がいいかもしれない。
まさにスーパーカブC125は、心に余裕のあるライダーが楽しむバイク。
とはいえ、スーパーカブとしての使い勝手を考えたら、スーパーカブC125にもリアボックスは装着したい。
前述したとおり、細部までこだわって作られているからこそ、そのリアボックスにもこだわりをもって質感の高い製品を取り付けたいもの。
これから紹介するスーパーカブC125の純正色で塗装されたワールドウォークのリアボックスはまさにうってつけの逸品だ。
日本国内の自社工場で純正色に塗装
数あるスーパーカブC125用リアボックスの中でも、ワールドウォーク製のものがおすすめな理由は〝塗装〟にある。
純正色でペイントされているから、車体とのマッチングは最高!
しかもその塗装は、製品の受注を受けてから日本国内の自社工場で職人が行なうというこだわりよう。
各色で最適な発色となるよう、カラーによって塗る回数は変わるのだという。
「ほとんどの方は塗装をしたことがないと思いますが、色によって塗装の難易度は異なるんです。
吹き付けて塗装していくのですが、その時に注意するのが色ムラです。
ネビュラレッドはコート数が多く、ムラにもなりやすく職人泣かせの塗装色……。
塗ったからといって気は抜けません。塗装面に埃を付けないよう、完全に乾くまでかなりの神経を使います。
スーパーカブC125の年式を問わず、全てのカラーをラインナップしていますが、純正色の調色データは公開されてないんです。
そこで限りなく近い色に再現し、光が当たっているときに見えるパール粒の大きさも揃えています。」
と語ってくれたのは、塗装を担当しているワールドウォークの職人だ。
〝ユーザーに最高の製品を届けたい〟というワールドウォークの心意気が、受注生産の純正色には詰まっている。