「リネンシャツ」と聞くと“夏”のイメージを持つ人は多いのでは。確かに、さらりとした質感のリネンシャツは夏に活躍する。しかし冬であっても、空気を逃さずに暖かく快適に着られることをご存知だろうか。

創業75周年を迎える泉州のタオルメーカー「成願(じょうがん)」が、6月13日(火)に一年中着られるリネンシャツを発売した。7月13日(木)まで応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて予約販売を実施中だ。

空気を含むリネン繊維なので冬でも適温で過ごせる

夏のリネンが涼しい理由には「リネン繊維の中が空洞になっている」ことがあげられる。この空洞から余分な水分や熱気を逃がすため、暑い日も涼しく過ごせるのだ。

一方、冬は一度着ると生地と体温がよくなじみ、夏と違って熱を逃さずに適温のまま過ごせる。夏は繊維と繊維の間に水分を取り込み放出していたところを、汗をかかない冬は繊維の間に空気を取り込むのだ。

空気を含んだ生地の仕組みはダウンと同じ。冬にリネンを着ても暖かく感じるのは、この特性あってこそと言えるだろう。

さらに冬は洗濯物が乾きにくく、洗濯が億劫になりがち。リネンは水分を含んでもすぐに乾くので、冬の着回しにも重宝する。

丈夫で長持ちな麻を100%贅沢に使用

天然繊維である麻は、丈夫で長持ちな「一生モノ」。「物を大切に使い続ける」という、日本古来の生活習慣に沿った素材だ。

成願のリネンシャツは、縦糸にも横糸にも麻を贅沢に使用。難しいとされている織も熟練の技でクリアし、麻100%シャツに仕立てた。

使い、洗うごとに肌なじみがアップ

ガーゼ織のリネンは、洗うたびに質感が柔らかくなる。そのしわすらも愛おしい味わいのひとつだ。

ボタンの開け閉めやインナーシャツでコーデの幅が広がる

前ボタンは開けても閉めてもしっかりきまる。インナーでイメージを変えれば、どんなスタイルとでも合わせやすい。

上質なものであるほど値段も相応になりがちなリネンシャツ。今回のシャツも価格は税込31,500円からと、決して安くはない。しかし一年通して着られるパフォーマンスを考えると、決して損な買い物ではなさそうだ。

(IKKI)