鹿島アントラーズは今月15日開催の明治安田J1リーグ第14節でサンフレッチェ広島と対戦。インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継に日本代表の森保一監督がゲスト出演する予定だが、ここに来て鹿島所属FW鈴木優磨と日本代表指揮官の関係性が再びクローズアップされている。
FW上田綺世(フェイエノールト)がレギュラーを張る中、FW前田大然(セルティック)やFW浅野拓磨(VfLボーフム)といったストライカー陣が結果を残せていない森保ジャパン。日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏をはじめ、一部識者は以前から「FW問題」を訴えている。
フォワードの日本代表メンバー選考を巡っては、FIFAワールドカップ・カタール大会前に鈴木の不招集が話題に。同選手がJリーグ屈指のストライカーとして結果を残しているほか、2018年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の大会MVP受賞、ベルギー1部リーグで2桁ゴールと国際舞台や海外での実績も持っているだけに、「鈴木が日本代表に招集されないのはおかしい」といった批判や疑問の声が。鈴木本人が2020年9月23日に「イライラする部分が好きじゃない? てめーなに様だよ」「だったら呼ぶんじゃねーよ」と“森保批判”と解釈可能な文言を投稿していたことから、森保監督との不仲説も駆け巡っていた。
それだけに森保監督のゲスト出演を受けて、Xでは「森保監督は鈴木優磨のこと触れるのかな?」「試合展開次第で鈴木優磨に触れる機会ありそう」「鈴木優磨について何も話さないと思う」といった声が。2020年9月23日の投稿内容が拡散されると、「ひとりの人間として、鈴木優磨の正直な部分がめっちゃ面白い」「個人的には、鈴木優磨の言動好き」と好意的なコメントが見られるほか、「代表メンバー選考には一切影響無さそう」「お互いが仲直りして、鈴木優磨が日本代表でプレーする姿を見たい」と代表選考に関する意見も。一部のファン・サポーターは「周りが必要以上にはやし立てないのが一番」と、不仲説再燃を望んでいない。
なお、森保監督は今年1月3日にNHKで放送された特集番組「森保一×池田太 日本代表監督に聞く」に出演した際、日本代表チーム内で共有しているルールとして「時間を守ること」「内輪の問題は内輪で解決すること。チームの外に出して問題を大きくして、修正できなくなってしまわないように」「個々がメディアになる時代なので、一緒に活動している仲間のことをSNSで傷つけたり不快な思いをさせないこと」を挙げていた。