名古屋グランパス 写真:Getty Images

 名古屋グランパスは今月11日に行われた明治安田J1リーグ第13節で、ガンバ大阪に0-1と敗北。15日に第14節FC東京戦を控える中、ブラジルメディア『グローボ』が同クラブの問題点を指摘している。

 名古屋は先月28日開催の第10節浦和レッズ戦から連敗を喫したものの、今月6日開催の第12節では、サンフレッチェ広島に今季初めて土をつけた。しかしホーム開催のG大阪戦ではFW永井謙佑やFWパトリックなどの攻撃陣が不発。6勝1分6敗、首位ヴィッセル神戸から勝ち点7差の10位と、好調キープには至っていない。

 『グローボ』は「名古屋グランパスと結果の出ないサッカー」という見出しのもと、今季ここまでの名古屋の戦いぶりを分析。サンフレッチェ広島、セレッソ大阪、横浜F・マリノスと上位争いを繰り広げるクラブ相手に勝利していることに注目した上で、「今季の名古屋は極端なスタートを切った。開幕3連敗で一時最下位に沈んでいたが、その後の6試合で勝ち点16を獲得。ただ、G大阪戦で再び低調なパフォーマンスを見せた」と綴っている。

 そして名古屋のプレースタイルを「結果重視で消極的」とした上で、「横浜FMやC大阪のような対戦相手だと、よりリアクションサッカーの色が強くなり、カウンターを仕掛けるスペースもある。一方、G大阪戦のように自分たちから主導権を握ってプレーを構築する必要がある試合で苦戦を強いられている」と、G大阪戦で敗れた背景を分析した。

 なお、『グローボ』はG大阪の戦いぶりを評価。G大阪は名古屋戦での白星により、首位神戸から勝ち点5差の5位につけているが、同メディアは「昨季までのG大阪はポゼッションを握ろうとするチームであり、守備陣が脆弱だった。しかし今季は良いバランスを見つけ、守備面のパフォーマンスが改善。名古屋戦でも守備陣が相手の攻撃を無効化した」と見解を示している。