セルティック所属MF旗手怜央は、今月11日開催のスコットランド1部プレーオフのレンジャーズ戦でスタメン出場。しかし、大一番のダービーマッチで低調なパフォーマンスを露呈しただけに、しばらくベンチを温める可能性があるという。
FW古橋亨梧、FW前田大然とともにスタメンに名を連ねた旗手は、80分にMF岩田智輝と途中交代。チームが宿敵レンジャーズ相手に2-1と勝利したとはいえ、ブレンダン・ロジャーズ監督は試合後、旗手を途中交代させた理由について「2-1となった時点で、私はボールを保持し、試合をコントロールするように求めたからだ。彼は素晴らしい選手であるが、あまりにもボールを失うことが多い。あまりにもルーズでずさん」などと辛辣なコメントを残していた。
英メディア『フットボール・ファンキャスト』は14日に「ロジャーズ監督は旗手をスタメンから外すべきだ」という見出しのもと、同日開催のキルマーノック戦を展望。「彼はずっと攻守両面において苦戦した。80分間で13度もボールを失った」と、レンジャーズ戦でのパフォーマンスを酷評。今月4日に行われたハーツ戦でのボールロスト連発も指摘した上で、「ここ数試合で調子を落としており、パウロ・ベルナルドに替わってベンチに座る必要がある」と見解を示している。
旗手は今季ここまで負傷離脱の影響もあり、リーグ戦で10試合のスタメン出場にとどまっている。シーズン終盤でロジャーズ監督からの評価を落とし、ベンチ要員となる可能性が指摘されているだけに、6月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選2試合(対ミャンマー、シリア)の日本代表メンバーから外れるケースも想定される。